基本セット2011 ドラフト点数 & コメント(黒)



基本セット2011 のカードについてのコメントです。アルファベット順です。
カードのデータベースは、Wisdom Guild 様のサイトで公開されたものを元に作成しました。


基本セット2011 [M11]  【ドラフト点数表  【カード解説;
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7.0点  [C]《暗殺/Assassinate》
ソーサリー (2B)
タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、破壊する。
基本除去カード。1回の攻撃は許してしまうが、黒相手でも困らないので重宝する。
6.0点  [C]《男爵領の吸血鬼/Barony Vampire》
クリーチャー ― 吸血鬼 (2B)
3/2 (バニラ)
基本クリーチャー。悪くない性能。
7.0点  [U]《黒騎士/Black Knight》
クリーチャー ― 人間・騎士 (BB)
2/2 先制攻撃 / プロテクション(白)
2マナで先制攻撃を持っているのが強み。相手のタフネス2が止まる。
4.5点  [C]《血の税収/Blood Tithe》
ソーサリー (3B)
各対戦相手は3点ずつのライフを失う。あなたは、これにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。
戦場に影響しないので評価を低めにしているが、トドメをさせる。ライフ回復の手段にもなる。
5.5点  [C]《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
クリーチャー ― 吸血鬼 (1B)
1/1 クリーチャーを1体生け贄に捧げる:これはEOTまで+2/+2される。
タフネス1で脆いが、クリーチャーが並ぶとフィニッシャーにもなれる。
回避能力をつけられるならなお良し。
5.0点  [C]《沼の略奪隊/Bog Raiders》
クリーチャー ― ゾンビ (2B)
2/2 沼渡り
基本性能が高いわけではないので、サイド要員か。
7.0点  [R]《蟲惑的な吸血鬼/Captivating Vampire》
クリーチャー ― 吸血鬼 (1BB)
2/2 あなたがコントロールする他の吸血鬼・クリーチャーは+1/+1される。 / あなたがコントロールするアンタップ状態の吸血鬼5体をタップする:クリーチャー1体を対象とし、そのコントロールを得る。そのクリーチャーは自身の他のタイプに加えて吸血鬼になる。
デッキに入る吸血鬼としては、M11環境に《夜の子》《男爵領の吸血鬼》《血の座の吸血鬼》がいる。いずれもコモン。
戦場に5体揃えるのは叶わないとしても、+1/+1修整だけでも役立つだろう。
6.5点  [C]《夜の子/Child of Night》
クリーチャー ― 吸血鬼 (1B)
2/1 絆魂
序盤2ターン目から殴れれば、ライフで相手に大きく差をつけられる。
パワーを上げられれば、より効果的。
7.5点  [U]《堕落/Corrupt》
ソーサリー (5B)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはその対象に、あなたがコントロールする沼の数に等しい点数のダメージを与える。あなたは、これにより与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。
黒が濃くないと魅力が半減するのでデッキ次第。
黒メインならば、6マナ揃ったあとから逆転が可能。最後のとどめに。
4.5点  [R]《闇の後見/Dark Tutelage》
エンチャント (2B)
あなたのアップキープの開始時に、ライブラリーの一番上のカードを公開し、手札に加える。あなたはそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
毎ターン2枚分のドロー。カード・アドバンテージを大きく稼げる。
M11はライフ回復手段も豊富だが、リミテッドでは自爆しやすい。使う際には要注意。
入れるならば軽いデッキ構成を目指したい。
青に多いライブラリ操作と相性は良く、特に恒常的な操作ができる 《水晶球》 との組み合わせは良し。
6.5点  [U]《死の印/Deathmark》
ソーサリー (B)
緑か白のクリーチャー1体を対象とし、破壊する。
緑にも白にも、厄介なクリーチャーがたくさん。
色対策カードだが、色が合えば頼もしい軽い除去。2色に対応できるので腐りにくい。
やや賭けになるが、メイン投入も考えて良いかもしれない。
6.5点  [M]《死の門の悪魔/Demon of Death's Gate》
クリーチャー ― デーモン (6BBB)
9/9 このマナ・コストを支払うのではなく、6点のライフを支払い黒のクリーチャーを3体生け贄に捧げてもよい。 / 飛行、トランプル
見た目は強力だが、代替コストで出すと大きくアドバンテージを失うので注意。白除去やバウンスが怖い。
黒のクリーチャーが多数必要になるので、黒の濃いデッキで。
6.5点  [U]《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
ソーサリー (2BB)
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、手札に加える。ライブラリーを切り直す。
デッキから爆弾カードや除去をサーチできる。
欲しいカードをピンポイントで持ってこられるので、あると便利。
5.0点  [C]《墓暴き/Disentomb》
ソーサリー (B)
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、手札に戻す。
どうせなら強力なクリーチャーを戻したいが、序盤〜中盤ではそういう状況になりにくい。
強いクリーチャーが多数取れたときにはデッキに入れてよいが、なるべくならクリーチャーを優先したいところ。
8.0点  [C]《破滅の刃/Doom Blade》
インスタント (1B)
黒でないクリーチャー1体を対象とし、破壊する。
黒相手だと手札で悶えることになるが、そうでない限りは優秀な除去。
インスタントで、他の黒の除去と比べても使い勝手が良い。
5.0点  [C]《強迫/Duress》
ソーサリー (B)
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを捨てる。
序盤から使え、手札の状況確認および脅威を落とせる。ただしゲーム後半にはほぼ役立たない。
リミテッドでは、1枚の手札破壊にあまり期待してはいけない。
9.0点+  [M]《墓所のタイタン/Grave Titan》
クリーチャー ― 巨人 (4BB)
6/6 接死 / これが戦場に出るか攻撃するたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
2/2を生み出せるトークン製造タイタン。強い。
戦場に残れば、毎ターンアドバンテージを稼げる。
7.0点  [C]《グレイブディガー/Gravedigger》
クリーチャー ― ゾンビ (3B)
2/2 これが戦場に出たとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、手札に戻してもよい。
墓地から1枚回収しつつ、2/2を出せるので十分。
4.0点-  [R]《消えないこだま/Haunting Echoes》
ソーサリー (3BB)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にある、基本土地カード以外のすべてのカードを追放する。これにより追放された各カードについて、そのプレイヤーのライブラリーからそのカードと同じ名前のカードをすべて探し、追放する。そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
リミテッドでは、墓地対策にしかならないので、良くてサイド用カード。
7.5点  [U]《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》
クリーチャー ― スピリット (2BB)
3/3 飛行 / これが戦場に出たとき、各プレイヤーは3点ずつのライフを失う。
貴重な飛行戦力。パワー3は白の飛行カードを抑えられるので、M11では特に重要。
4.0点-  [R]《虚空の力線/Leyline of the Void》
エンチャント (2BB)
これがゲーム開始時の手札にある場合、これを戦場に置いた状態でゲームを始めてもよい。 / いずれかの領域から対戦相手の墓地にカードが置かれる場合、代わりにそのカードを追放する。
墓地対策。
《リリアナ・ヴェス》《マグマのフェニックス》に泣かされた時のため? 普通はあまり必要ない。
8.5点  [M]《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
プレインズウォーカー ― リリアナ (3BB)
[5] [+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。 / [-2]:あなたのライブラリーからカードを1枚探し、ライブラリーを切り直し、そのカードを一番上に置く。 / [-8]:すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを、あなたのコントロール下で戦場に出す。
プレインズウォーカー。いろいろできる万能カード。
4.0点-  [U]《リリアナの愛撫/Liliana's Caress》
エンチャント (1B)
対戦相手がカードを1枚捨てるたび、そのプレイヤーは2点のライフを失う。
リミテッドで手札破壊はメインになりえない。
《リリアナ・ヴェス》が取れているなど、特殊な状況でないと活躍は難しいだろう。
7.0点  [C]《リリアナの死霊/Liliana's Specter》
クリーチャー ― スペクター (1BB)
2/1 飛行 / これが戦場に出たとき、各対戦相手はカードを1枚ずつ捨てる。
飛行戦力だがサイズは心もとない。強化手段があると良い働きをしそう。
6.0点  [C]《精神腐敗/Mind Rot》
ソーサリー (2B)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。
序盤に打って相手の動きを縛るか、中盤ちょうど2枚の時を狙うか。
いずれにせよ、アドバンテージが取れるので良カード。
8.0点  [R]《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
クリーチャー ― 昆虫・シェイド (BB)
2/1 (B):これはEOTまで+1/+1される。
除去が限られるリミテッドでは、起動が軽いシェイドは役立つ。これは2マナなのでなおさら強力。
黒単に近い構成なら、相手のライフを序盤からごっそり奪える。
6.0点  [R]《壊死の疫病/Necrotic Plague》
エンチャント ― オーラ (2BB)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーを生け贄に捧げる」の能力を持つ。 / つけられたクリーチャーが墓地に置かれたとき、そのコントローラーは、自分の対戦相手のいずれかがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。これをオーナーの墓地からそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に戻す。
時間差があるが、除去。相手だけがクリーチャーを出している状況なら、デメリット無し。
全体的にみて自分のデッキのクリーチャーが強くないなら、普通に採用したいところ。
5.5点  [C]《冥界の恐怖/Nether Horror》
クリーチャー ― ホラー (3B)
4/2 (バニラ)
相打ちされやすい。攻撃力は誇ってよいと思う。
6.0点  [C]《夜翼の影/Nightwing Shade》
クリーチャー ― シェイド (4B)
2/2 飛行 / (1B):これはEOTまで+1/+1される。
起動にマナが少しかかるが、飛行を持つので攻撃要員にも壁にもなれる。
6.0点  [R]《聖句札の死者/Phylactery Lich》
クリーチャー ― ゾンビ (BBB)
5/5 これが戦場に出るに際し、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。 / これは破壊されない。 / あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、これを生け贄に捧げる。
強力なアーティファクトが環境に多いので壊されやすいとはいえ、早いうちに出されると厄介そう。
確保したら、アーティファクトを多めに確保できるようなピックを心がけたいところ。
黒3マナの条件はなかなか厳しいため、そんなに焦ってピックすることはない。
7.0点  [C]《泥沼病/Quag Sickness》
エンチャント ― オーラ (2B)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは、あなたがコントロールする沼1つにつき-1/-1される。
黒がメインなら普通に使える、オーラによるマイナス修整除去。
7.0点  [U]《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》
クリーチャー ― スケルトン・戦士 (1B)
1/1 (1B):あなたの墓地にあるこれをタップ状態で戦場に戻す。
マナがある限り墓地から蘇るので、1/1とはいえ十分に地上を止められる。
《血の座の吸血鬼》など、クリーチャーの生け贄をコストとするカードの使い勝手が少し良くなる。
4.5点  [U]《執拗なネズミ/Relentless Rats》
クリーチャー ― ネズミ (1BB)
2/2 これは、戦場にある他の「執拗なネズミ」という名前のクリーチャー1体につき、+1/+1される。 / デッキには「執拗なネズミ」という名前のカードを何枚でも入れることができる。
単体なら3マナ2/2。流れやすいとはいえ、アンコモンなので狙って集めるのは困難。
集めてもサイズが少し大きくなるだけなので、なるべく他のクリーチャーを採りたい。
7.5点  [U]《墓場からの復活/Rise from the Grave》
ソーサリー (4B)
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、あなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、自身の他の色とタイプに加えて黒でありゾンビである。
除去した相手の強力クリーチャーを奪えるのが強み。
出てきたゾンビは黒なので、《破滅の刃》も効かない。
5.5点  [C]《朽ちゆく軍団/Rotting Legion》
クリーチャー ― ゾンビ (4B)
4/5 これはタップ状態で戦場に出る。
サイズは良し。
出した次の相手ターンにブロックに使えないのが、たまに仇になる。
9.0点+  [R]《凄腕の暗殺者/Royal Assassin》
クリーチャー ― 人間・暗殺者 (1BB)
1/1 (T):タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、破壊する。
除去できないと、リミテッドでは凶悪。
出されると、警戒を持たないクリーチャーは うかつに攻撃できなくなってしまう。
6.0点  [C]《血の署名/Sign in Blood》
ソーサリー (BB)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引き2点のライフを失う。
軽めのドロー。2枚のカードに比べれば、ライフ2点損失は安いもの。
序盤2ターン目からカードをドローできるのが嬉しい。
相手ライフ、最後の2点を削りきる目的でも使える。
5.5点  [C]《突き刺す苦痛/Stabbing Pain》
インスタント (B)
クリーチャー1体を対象とし、EOTまで-1/-1し、タップする。
コンバットトリックにも使える、タフネス1の除去。
5.0点  [C]《邪悪なる力/Unholy Strength》
エンチャント ― オーラ (B)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは+2/+1される。
手軽な強化オーラ。序盤から攻め、一気に押し切るウィニー・デッキと相性が良い。
5.0点  [C]《臓物の予見者/Viscera Seer》
クリーチャー ― 吸血鬼・ウィザード (B)
1/1 クリーチャーを1体生け贄に捧げる:占術1を行う。
1マナ1/1。チャンプブロッカーが占術に化けるとはいえ…
コントロール奪取オーラ、《精神の制御》への対抗策にはなるか。
基本セット2011 [M11]  【ドラフト点数表  【カード解説;



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