基本セット2011 ドラフト点数 & コメント(赤)



基本セット2011 のカードについてのコメントです。アルファベット順です。
カードのデータベースは、Wisdom Guild 様のサイトで公開されたものを元に作成しました。


基本セット2011 [M11]  【ドラフト点数表  【カード解説;
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6.0点  [C]《反逆の行動/Act of Treason》
ソーサリー (2R)
クリーチャー1体を対象とし、EOTまでそのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。そのクリーチャーはEOTまで速攻を得る。
M11よりコモンになり、取りやすくなった?
使いきりとはいえ、相手のクリーチャーを奪う奇襲効果は絶大。
パワーの高いクリーチャーを奪って攻撃した後、《投げ飛ばし》て除去すると、一気に相手ライフを致死圏に持っていくことも。
8.5点  [R]《古えのヘルカイト/Ancient Hellkite》
クリーチャー ― ドラゴン (4RRR)
6/6 飛行 / (R):防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。これはそのクリーチャーに1点のダメージを与える。この能力は、これが攻撃している場合にのみ起動できる。
サイズも十分なドラゴン。飛行ブロッカーをも払える能力を持ち、堂々の赤のフィニッシャー。
5.0点  [C]《電弧の走り手/Arc Runner》
クリーチャー ― エレメンタル・雄牛 (2R)
5/1 速攻 / 終了ステップの開始時に、これを生け贄に捧げる。
相手に警戒されるまでは本体5点火力。
トランプルがないので、タイミングを上手く計らないと相打ちされて終わり。
せめて《投げ飛ばし》たい。
5.5点  [C]《血の峠の狂戦士/Berserkers of Blood Ridge》
クリーチャー ― 人間・狂戦士 (4R)
4/4 これは、各ターンに可能ならば攻撃する。
サイズは戦力になる。《石のゴーレム》と比べると少し悲しげに見える。
4.5点  [C]《血に狂うゴブリン/Bloodcrazed Goblin》
クリーチャー ― ゴブリン・狂戦士 (R)
2/2 これは、このターン、対戦相手にダメージが与えられていないかぎり攻撃できない。
ブロッカーとして割り切って使うことになるだろう。
5.5点  [C]《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》
クリーチャー ― ミノタウルス・戦士 (3R)
3/3 (バニラ)
相対的に見ると、4マナ3/3バニラの価値は、年々下がっている気がする。
8.5点  [M]《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》
プレインズウォーカー ― チャンドラ (3RR)
[6] [+1]:プレイヤー1人を対象とする。これは、そのプレイヤーに1点のダメージを与える。 / [-X]:クリーチャー1体を対象とする。これは、そのクリーチャーにX点のダメージを与える。 / [-8]:プレイヤー1人を対象とする。これは、そのプレイヤーとそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーに10点ずつのダメージを与える。
概して、プレインズウォーカーはリミテッドで強力。
何度も撃てる火力のせいで、守りを固めた状態で出されると厄介。
クリーチャーを展開できずジリ貧になってしまう。
7.5点  [C]《チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage》
インスタント (2RR)
クリーチャー1体を対象とする。これはそのクリーチャーに4点のダメージを与え、そのクリーチャーのコントローラーに2点のダメージを与える。
4点火力は重宝する。本体2点のオマケつきで、効率も悪くない。
6.5点  [U]《チャンドラの吐火/Chandra's Spitfire》
クリーチャー ― エレメンタル (2R)
1/3 飛行 / 対戦相手に戦闘ダメージでないダメージが与えられるたび、これはEOTまで+3/+0される。
赤の飛行対策。タフネス3なので、守りに徹してもそこそこ。
ティムの《放蕩紅蓮術士》や、本体を狙える火力がある程度取れたなら、一気に本体を削りにかかれる。
6.0点  [U]《焼却/Combust》
インスタント (1R)
これは呪文や能力によって打ち消されない。 / 白か青のクリーチャー1体を対象とする。これはそのクリーチャーに5点のダメージを与える。このダメージは軽減できない。
白と青への色対策。徹底しているので、相手次第でサイドイン。
特に青のタフネスが高いクリーチャー群にも使えるのが嬉しい。ちなみに《悪斬の天使》も落とせる。
8.0点  [R]《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator》
クリーチャー ― サイクロプス・戦士 (1RRR)
4/4 これが攻撃するたび、防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。これは、自身のパワーに等しい点数のダメージをそのクリーチャーに与えることにしてもよい。そうした場合、そのクリーチャーは、自身のパワーに等しい点数のダメージをこれに与える。
フィニッシャーが出ていなければ、攻撃に誘発してクリーチャーを何度も除去できる。
4.0点-  [C]《破砕/Demolish》
ソーサリー (3R)
アーティファクト1つか土地1つを対象とし、破壊する。
アーティファクト対策。やや重いので基本的にサイド用。
赤で対策したいなら、なるべく《躁の蛮人》を取ろう。
7.0点  [R]《破壊的な力/Destructive Force》
ソーサリー (5RR)
各プレイヤーは土地を5つずつ生け贄に捧げる。これは各クリーチャーに5点ずつのダメージを与える。
土地をも壊す7マナ全体除去。緑のマナ固定と使うと安定しそう。
タイタンや、《大地の召使い》あたりと一緒に使っても良さげ。
いずれにしろ、デッキを選ぶ。
6.0点  [U]《大地の召使い/Earth Servant》
クリーチャー ― エレメンタル (5R)
4/4 これはあなたがコントロールする山1つにつき+0/+1される。
タフネスががっちり。赤にしては珍しい。
7.0点  [U]《燃えさし運び/Ember Hauler》
クリーチャー ― ゴブリン (RR)
2/2 (1),これを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはその対象に2点のダメージを与える。
2/2としての役目を終えたら、2点火力に変わるクリーチャー。
5.5点  [C]《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound》
クリーチャー ― エレメンタル・猟犬 (1RR)
2/2 (R):これは、EOTまで+1/+0される。
デッキ次第。赤が濃い構成で使いたいところ。
《投げ飛ばし》とも相性良し。
7.0点  [U]《火の召使い/Fire Servant》
クリーチャー ― エレメンタル (3RR)
4/3 あなたがコントロールする赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文がダメージを与える場合、代わりにその呪文は2倍のダメージを与える。
火力が取れたら本領発揮。単体のサイズもまあ、悪くはない。
ダメージが2倍となるので、《溶岩の斧》等、元々高威力のものは致死級に。
8.5点  [U]《火の玉/Fireball》
ソーサリー (XR)
望む数のプレイヤーかクリーチャーを対象とする。これはそれらの対象に、Xを均等に割った点数(端数切捨て)のダメージを与える。 / これを唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。
X次第で大型のクリーチャーも除去できる、融通の利く火力。
色拘束がゆるいので、デッキのフィニッシャーとして、このカードのために赤がタッチされることも多い。
6.0点  [C]《投げ飛ばし/Fling》
インスタント (1R)
これを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。 / クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはその対象に、生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
火力。クリーチャー除去に対応して打てば、痛手も少ない。
パワーの大きいクリーチャーが多いならより有効活用できる。
4.5点  [C]《ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade》
クリーチャー ― ゴブリン・戦士 (R)
1/1 (R):これはEOTまで飛行を得る。
1マナではあるが、飛べるのでデッキに入りうる。とはいえ戦力としては心もとない。
6.0点  [R]《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
クリーチャー ― ゴブリン (1RR)
2/2 速攻 / あなたがコントロールする他のゴブリン・クリーチャーは+1/+1され速攻を持つ。
3マナ2/2速攻。
デッキに入れたくなるようなゴブリンは、このM11環境そんなに多くないので、修整はオマケと考えよう。
5.0点  [C]《ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker》
クリーチャー ― ゴブリン・戦士 (1R)
2/1 (バニラ)
2マナ域を埋めてくれる基本クリーチャー。
5.0点  [C]《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler》
クリーチャー ― ゴブリン・ならず者 (1R)
1/1 (T):パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、そのクリーチャーはブロックされない。
《焦熱のヘルハウンド》や、《巻物泥棒》などと組み合わせられなくもないが、今ひとつ魅力に欠ける。
8.5点  [R]《溜め込むドラゴン/Hoarding Dragon》
クリーチャー ― ドラゴン (3RR)
4/4 飛行 / これが戦場に出たとき、あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのカードを追放し、ライブラリーを切り直す。 / これが戦場から墓地に置かれたとき、その追放されたカードを手札に加えてもよい。
タフネス4・飛行持ちは十分フィニッシャーに。
強力なアーティファクトが取れていれば、除去されたとしても安心?
4.0点-  [C]《扇動/Incite》
インスタント (R)
クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーはEOTまで赤になり、このターン、可能ならば攻撃する。
どういう状況のときに、このカードを使いたくなるのだろう?
8.5点  [M]《業火のタイタン/Inferno Titan》
クリーチャー ― 巨人 (4RR)
6/6 (R):これはEOTまで+1/+0される。 / これが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーかプレイヤーの組み合わせを1つまたは2つまたは3つ対象とする。これはそれらの対象に、3点のダメージを望むように割り振って与える。
地上をがっしり固められると困ってしまうが、毎ターンの攻撃で3点ばら撒けるのは強力には違いない。
5.5点  [C]《溶岩の斧/Lava Axe》
ソーサリー (4R)
プレイヤー1人を対象とする。これはそのプレイヤーに5点のダメージを与える。
戦場には影響しないので評価は低めだが、威力は侮れない。本体狙いの強力火力。
4.0点-  [R]《処罰の力線/Leyline of Punishment》
エンチャント (2RR)
これがゲーム開始時の手札にある場合、これを戦場に置いた状態でゲームを開始してもよい。 / プレイヤーはライフを得られない。 / ダメージは軽減できない。
限定的なサイド用カード。
ライフで攻めるデッキ、《セラの高位僧》等への対策としては最適だろうか。
8.0点  [C]《稲妻/Lightning Bolt》
インスタント (R)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはその対象に3点のダメージを与える。
すっかり定着した、かゆいところに手が届く3点火力。
9.0点+  [R]《マグマのフェニックス/Magma Phoenix》
クリーチャー ― フェニックス (3RR)
3/3 飛行 / これが戦場から墓地に置かれたとき、これは各クリーチャーと各プレイヤーに3点ずつのダメージを与える。 / (3RR):あなたの墓地にあるこれを手札に戻す。
何度でも蘇る飛行戦力。
置き土産の全体3点は強力なので、《凶運の彫像》などの生け贄手段があると更に便利に。
5.5点  [C]《躁の蛮人/Manic Vandal》
クリーチャー ― 人間・戦士 (2R)
2/2 これが戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、破壊する。
厄介な装備品がいくつかある環境なので、アーティファクト対策の重要度は高い。
7.5点  [U]《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer》
クリーチャー ― 人間・ウィザード (2R)
1/1 (T):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはその対象に1点のダメージを与える。
ティムは強力。
4.0点-  [C]《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
インスタント (1R)
(RRR)を加える。
リミテッドのターン進行はゆるやかで、1マナ加速しても戦況が決定的に変わることはマレ。
7.5点  [U]《紅蓮地獄/Pyroclasm》
ソーサリー (1R)
これは、各クリーチャーに2点ずつのダメージを与える。
小型の全体火力。タフネス3以上のクリーチャーを中心に集めておくと、気兼ねなく使える。
白や黒はタフネスが貧弱なものが多いため、それらが相手だとよく刺さる。
6.0点  [R]《余韻/Reverberate》
インスタント (RR)
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、コピーする。そのコピーの新たな対象を選んでもよい。
相手のスペルをやり返すか、自分のスペルの効果を2倍に。カウンター呪文対策にもなる。
7.0点  [U]《シヴの抱擁/Shiv's Embrace》
エンチャント ― オーラ (2RR)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは+2/+2され飛行を持つ。 / (R):つけられたクリーチャーは、EOTまで+1/+0される。
飛行で攻撃を通せるようになるので、オーラの中でも強力な部類。
5.0点  [C]《雷の一撃/Thunder Strike》
インスタント (1R)
クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーはEOTまで+2/+0され先制攻撃を得る。
先制攻撃とパワー強化のセットのおかげで、大抵の場合、クリーチャーを一方的に討ち取れる。
5.0点  [C]《火山の力/Volcanic Strength》
エンチャント ― オーラ (1R)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは+2/+2され山渡りを持つ。
デメリットなしにクリーチャーを手軽に強化。回避能力持ちに付ける戦術は、単純ながら強力。
6.0点  [C]《ヴァルショクの狂戦士/Vulshok Berserker》
クリーチャー ― 人間・狂戦士 (3R)
3/2 速攻
どうせなら、出したターン、本体に3点を狙いたい。
4.0点-  [R]《野生の喚起/Wild Evocation》
エンチャント (5R)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは手札からカードを1枚無作為に選んで公開する。そのカードが土地カードである場合、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出す。そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならばそのカードを、マナ・コストを支払わずに唱える。
手札を調整すればコストを踏み倒せるが、そもそもこれが出るのはゲーム後半。
しかも相手も利用できるため、ありがたみが無い。
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