基本セット2012 ドラフト点数 & コメント(青)



基本セット2012 のカードについてのコメントです。アルファベット順です。


基本セット2012 [M12]  【ドラフト点数表  【カード解説;
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7.0点  [C]《霊気の達人/AEther Adept》
クリーチャー ― 人間・ウィザード (1UU)
2/2 これが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし手札に戻す。
青のトップコモンの1つ。色拘束が強い点には注意が必要。
相手の重いクリーチャーや狂喜持ちを戻したり、オーラで封じられた自身のクリーチャーを再度活用したり。
序盤の立ち上がりに出せると、テンポ面で相手に一歩リードできる。
M12はオーラが使われやすい環境なのも追い風となっている。
4.5点  [U]《魅惑するセイレーン/Alluring Siren》
クリーチャー ― セイレーン (1U)
1/1 (T):対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、そのクリーチャーは可能ならあなたを攻撃する。
大型のクリーチャーを立たせておいて、相手の小型クリーチャーを自爆特攻させることができる。
活躍できる状況が限定的なので、能力の使いにくさは否めない。
《凄腕の暗殺者》が戦場に出ている状況では、大いに役に立ってくれるだろう。
《幻影のドラゴン》等の幻影クリーチャーや、《ギデオンの法の番人》の対策にはなる。
5.5点  [C]《アンフィンの殺し屋/Amphin Cutthroat》
クリーチャー ― サラマンダー・ならず者 (3U)
2/4 (バニラ)
パワー3の攻撃クリーチャーが多い中、タフネス4は割と信頼のおける壁となる。
M11環境にいた《蒼穹のドレイク》と比べるとかなり見劣りして見えるが、デッキに入れる選択肢としては悪くない。
6.5点  [C]《エイヴンの瞬翼/Aven Fleetwing》
クリーチャー ― 鳥・兵士 (3U)
2/2 飛行 / 呪禁
除去耐性のある飛行戦力。
もともと回避能力を持っているため、強化さえすれば相手にとって大きな脅威になる。
7.5点  [U]《蒼穹の魔道士/Azure Mage》
クリーチャー ― 人間・ウィザード (1U)
2/1 (3U):カードを1枚引く。
直接の脅威をもたらすクリーチャーではないが、対応できないとカード・アドバンテージ差は広がる一方。
能力の運用にタップを必要としないので、自身で攻撃しながら能力も使える。
相手のターンエンドでもドローできるため、カウンター呪文と併用して使う際も相性良し。

7.5点  [U]《鐘塔のスフィンクス/Belltower Sphinx》
クリーチャー ― スフィンクス (4U)
2/5 飛行 / 発生源がこれにダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーはその点数に等しい枚数のカードを、自分のライブラリーの一番上から墓地に置く。
タフネス5は火力でもクリーチャーでも届きにくく、対飛行の堅い壁となる。
ライブラリーを削る効果のおかげで相手が慎重になってくれればしめたもの。
5.5点  [C]《取り消し/Cancel》
インスタント (1UU)
呪文1つを対象とし打ち消す。
万能の打ち消し呪文。爆弾レアだろうと対処できるのは魅力。
青が濃いコントロールよりのデッキを目指すなら即、投入。
6.5点  [C]《地割れのドレイク/Chasm Drake》
クリーチャー ― ドレイク (4U)
3/3 飛行 / これが攻撃するたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーはEOTまで飛行を得る。
手軽に地上クリーチャーを飛ばす便利なアタッカー。
クロックを早める回避能力付与の効果は、戦場に出せると心強い。
赤や緑のサイズの大きなクリーチャーと組むと本領発揮。
5.5点  [C]《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》
クリーチャー ― マーフォーク (1U)
2/1 (バニラ)
2マナで出せるので、序盤から仕掛けたい速攻タイプのデッキには入る。
6.0点  [C]《予言/Divination》
ソーサリー (2U)
カードを2枚引く。
カード・アドバンテージを取れる良ドロー。
8.5点  [R]《願いのジン/Djinn of Wishes》
クリーチャー ― ジン (3UU)
4/4 飛行 / これは、願いカウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。 / (2UU),この上から願いカウンターを1個取り除く:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。そのカードをマナ・コストを支払わずにプレイしてもよい。そうしない場合、そのカードを追放する。
飛行戦力。素のサイズだけでも強い。
起動型能力はそのまま使っても優れものだが、《思案》《回収》、その他ライブラリトップを利用するカードと組み合わせられるとベター。
5.0点  [U]《瞬間凍結/Flashfreeze》
インスタント (1U)
赤か緑の呪文1つを対象とし打ち消す。
限定的なカウンター呪文で、サイドボード候補の1つ。
4.0点-  [C]《飛行/Flight》
エンチャント ― オーラ (U)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは飛行を持つ。
恒常的に回避能力を与えるので使えなくはないが、できれば初めから飛行を持っているクリーチャーを確保したいところ。
6.5点  [C]《霜のブレス/Frost Breath》
インスタント (2U)
クリーチャーを最大2体まで対象としタップする。それらのクリーチャーは、コントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
最大2ターン、相手のクリーチャーを封じる呪文。時間稼ぎで寝ている間に自陣を整えよう。
またブロッカーを一時的に排除できるので、相手クリーチャーが少なく、こちらが数で圧倒していれば、フィニッシャーともなりうる。
8.5点  [M]《霜のタイタン/Frost Titan》
クリーチャー ― 巨人 (4UU)
6/6 これが対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になるたび、コントローラーが(2)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。 / これが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象としタップする。そのパーマネントはコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
ブロッカーを1体タップさせ、攻撃を通りやすくする能力を持つ。
僅かに除去を困難にする能力も持ち、戦場に残りやすいのも安心要素。
5.0点  [C]《湾口の海蛇/Harbor Serpent》
クリーチャー ― 海蛇 (4UU)
5/5 島渡り / これは、戦場に島が5つ以上ないかぎり攻撃できない。
運が悪いときは5/5のブロッカー。
ゲームが進めばそのうち殴れるようになる。5/5として採用して問題ない。
相手が青なら儲けもの。
6.0点  [C]《氷の牢獄/Ice Cage》
エンチャント ― オーラ (1U)
エンチャント(クリーチャー) / つけられたクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、その起動型能力を起動できない。 / つけられたクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを破壊する。
タッパー、装備品、魔道士サイクル、強化スペル等、対抗策は多いが、能力の起動を一時的に足止めできる。
刺さる相手には刺さるが。些細なことで壊れてしまうので、除去オーラとしては頼りない。
9.0点+  [M]《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
プレインズウォーカー ― ジェイス (3UU)
[4] [+1]:プレイヤー1人を対象とする。あなたはカードを1枚引く。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを墓地に置く。 / [0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを墓地に置く。 / [-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはカードを20枚ずつ引く。
単体で積極的にライブラリアウトを狙える。
リミテッドでは[0]能力を3回起動できればほぼ勝利。さすがのプレインズウォーカー。
もちろん[+1]能力のドローも十分強力。
7.0点  [R]《ジェイスの文書管理人/Jace's Archivist》
クリーチャー ― ヴィダルケン・ウィザード (1UU)
2/2 (U),(T):各プレイヤーは手札を捨て、これによりプレイヤーが捨てたカードの枚数のうち最も大きいものに等しい枚数ずつのカードを引く。
こちらだけ手札を使いきっての大量ドローや、総入れ替えが可能。
《不死の霊薬》を戦場に置いて自分の身の安全を確保しておけば、積極的に相手のライブラリアウトも狙える。
4.5点  [C]《ジェイスの消去/Jace's Erasure》
エンチャント (1U)
あなたがカードを1枚引くたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは、そのプレイヤーが自分のライブラリーの一番上のカードを墓地に置くことにしてもよい。
盤面に直接の影響を与えず、通常のデッキに1枚単体で入れても役に立たない。
使うなら複数枚確保して、《マーフォークの催眠術師》等と組んでライブラリアウトを狙おう。
4.5点  [U]《空中浮遊/Levitation》
エンチャント (2UU)
あなたがコントロールするクリーチャーは飛行を持つ。
飛行回避能力を全体に付与する。
コストの割に効果が地味だが、エンチャントは対応が難しいこともあり、飛行対策ができていない相手にはフィニッシャーになりうる。
7.0点  [R]《非実在の王/Lord of the Unreal》
クリーチャー ― 人間・ウィザード (UU)
2/2 あなたがコントロールするイリュージョン・クリーチャーは、+1/+1され呪禁を持つ。
打たれ弱いイリュージョンが、これが出た途端に頼もしくなる。
マナコストは軽く、先出しができる。これ自身は打たれ弱いので、何とか除去をかわす工夫をしたい。
あとはイリュージョンをどれだけ取れるか。
6.5点  [C]《マナ漏出/Mana Leak》
インスタント (1U)
呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、その呪文を打ち消す。
青ならデッキの隙間に入れてよい打ち消し呪文。序盤はほぼ確定カウンター。
土地が余り始めるまでは、ゲーム後半でも、大抵の呪文を2マナで打ち消せる。
構えるのは2マナで済むため、《取り消し》よりは軽いこちらを優先したい。
5.0点  [U]《練達の盗賊/Master Thief》
クリーチャー ― 人間・ならず者 (2UU)
2/2 これが戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とする。あなたがこれをコントロールし続けているかぎり、そのアーティファクトのコントロールを得る。
単体では見劣りするが、相手がアーティファクトを使うなら強力。
M12環境では脅威的なアーティファクトはそこまで多くないので、優先度は高くない。
7.0点  [C]《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
クリーチャー ― マーフォーク・ならず者 (1U)
1/1 (T):カードを1枚引き1枚捨てる。
デッキのまわりが良くなる潤滑剤。
除去が限られているM12環境では生き残りやすい。手軽に手札の質を確保してくれる。
《復讐に燃えたファラオ》《渋面の溶岩使い》等、墓地を使うカードが取れた場合には、これらをさらに活かしてくれる。
5.0点  [C]《マーフォークの催眠術師/Merfolk Mesmerist》
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード (1U)
1/2 (U),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを墓地に置く。
《ジェイスの消去》のサポートもあり、固め取りできればライブラリアウトを狙える環境。
タフネスが心もとないので注意。
自分に使うことで、《思案》などの効果により覗き見た、要らないライブラリトップを除けることもできる。
9.0点+  [U]《精神の制御/Mind Control》
エンチャント ― オーラ (3UU)
エンチャント(クリーチャー) / あなたはつけられたクリーチャーをコントロールする。
強力な除去オーラ。このエンチャント破壊されない限り、大きくアドバンテージを取れる。
コントロール奪取により状況をひっくり返して逆転、というのは良くある勝ちパターン。
5.5点  [R]《解放された精神/Mind Unbound》
エンチャント (4UU)
あなたのアップキープの開始時に、この上に伝承カウンターを1個置き、この上に置かれている伝承カウンター1個につきカードを1枚引く。
カードを引けるが若干悠長。
ドローは強制なので、出したら早めに決着をつけること。
心配なら、《不死の霊薬》の保険や、エンチャント破壊をデッキに備えておくこと。
5.0点  [C]《否認/Negate》
インスタント (1U)
クリーチャーでない呪文1つを対象とし打ち消す。
危ないスペルを打ち消せたら御の字。
クリーチャー呪文には使えないため、いざというとき頼りにならなかったりもする。
6.0点  [C]《幻影の熊/Phantasmal Bear》
クリーチャー ― 熊・イリュージョン (U)
2/2 これが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。
1マナで出せるのは魅力。そう簡単にはタダで除去されないので、2/2戦力として取ってよい。軽いので序盤に攻めるデッキなら十分検討の余地あり。
とはいえ2/2で単体強化ができないので、中盤以降の活躍は難しい。
7.5点  [U]《幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon》
クリーチャー ― ドラゴン・イリュージョン (2UU)
5/5 飛行 / これが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。
4マナ5/5飛行の性能は凄い。対処できない状態での、4ターン目フィニッシャーの降臨はそのままゲームを決めるほど。
対処されやすいのが難点だが、相手も何らかのカードを使う羽目になりやすいので、どっちもどっち。
《ギデオンの法の番人》あたりが天敵。先に戦場に出されると、取り除かない限り、これを出せなくなってしまう。
7.5点  [R]《幻影の像/Phantasmal Image》
クリーチャー ― イリュージョン (1U)
0/0 これを、これが他のタイプに加えてイリュージョンであり、「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、このクリーチャーを生け贄に捧げる」の能力を得ることを除き、戦場にあるクリーチャーのコピーとして戦場に出してもよい。
お手軽コピーカード。速いデッキにも安心して入れてよい。
コピーの際には対象をとらないので、《幻影のドラゴン》や、呪禁クリーチャーも安心してコピーできる。
戦場に出た際、コピー元が持っていたCIP能力は誘発するので、タイタンまで行かずとも、《霊気の達人》等をコピーできれば十分アドバンテージを取れる。有用なCIPやPIGを活用しよう。
オーラや装備品で強化できない点にはくれぐれも注意。
6.0点  [C]《思案/Ponder》
ソーサリー (U)
あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見て、望む順番で戻す。ライブラリーを切り直してもよい。 / カードを1枚引く。
ライブラリ3枚先まで見て、カードを先取りできる。
1マナドローなので、気軽にデッキに入れて構わない。
複数枚の《ジェイスの消去》でライブラリアウトを狙う戦略なら、さらに魅力がUP。
5.5点  [R]《移し変え/Redirect》
インスタント (UU)
呪文1つを対象とする。その呪文の新しい対象を選んでもよい。
相手の呪文に干渉する。除去をかわして2対1交換が狙えることも。
上手く決まれば爽快だが、使える状況は限られるため若干不安定。
7.0点  [C]《空回りのドレイク/Skywinder Drake》
クリーチャー ― ドレイク (2U)
3/1 飛行 / これは飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。
ブロックに回しにくいため、基本は攻撃要員。
3マナで出せるパワー3飛行は頼もしい。
8.0点  [R]《ウスーンのスフィンクス/Sphinx of Uthuun》
クリーチャー ― スフィンクス (5UU)
5/6 飛行 / これが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを公開する。いずれかの対戦相手は、それらのカードを2つの束に分ける。一方の束をあなたの手札に加え、もう一方を墓地に置く。
タフネス6と頼もしいサイズの飛行フィニッシャー。
戦場に出れば、欲しいカードを追加入手できるのでさらに優位に。
ライブラリーを強制的に削ってしまう点は注意。
出すには7マナかかるので、それまで上手く凌げるようにデッキ構築しよう。
4.5点  [M]《時の逆転/Time Reversal》
ソーサリー (3UU)
各プレイヤーは、手札と墓地をライブラリーに加えて切り直し、カードを7枚ずつ引く。これを追放する。
手札を使いきった状態にして唱え、相手よりもカード・アドバンテージを稼ぐのが良さそう。
リセット呪文の1つだが、これを使って優位に立つのは難しい。
6.5点  [U]《蛙変化/Turn to Frog》
インスタント (1U)
クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーはEOTまで、すべての能力を失い青の1/1のカエルになる。
強力なフィニッシャーも、これ1枚で無力に。
《墓地を刈り取るもの》に使って、常在型能力を無効にして部族修整を無効にしたり、グリフィンをカエルに変えて《グリフィンの乗り手》を1/1に戻す等々、コンバット・トリックとして広く使える。
1/1にするのはオリジナルの値。たとえば、赤黒緑の狂喜能力で乗っている+1/+1カウンターが与える修整はそのまま受けた状態なので、使用時には注意。
6.0点  [C]《送還/Unsummon》
インスタント (U)
クリーチャー1体を対象とし手札に戻す。
1マナでテンポをとれる青の基本バウンス呪文。リミテッドでは、相手も必ずクリーチャーを出すので、手札で腐ることはまずない。
複数のクリーチャでブロックされたとき、1つを戻せば優位に立てる。
M12はオーラが使われやすく、一方でテンポ重視のデッキも多い環境なので、この呪文の影響力が高くなった(と思う)。
5.0点  [R]《彼方の映像/Visions of Beyond》
インスタント (U)
カードを1枚引く。いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合、代わりにカードを3枚引く。
3ドローの目があるので、ライブラリアウト狙いのデッキなら入れよう。
最低1ドローにはなるので、普通のデッキに圧縮目的で入れても全く問題ない。
基本セット2012 [M12]  【ドラフト点数表  【カード解説;



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